おススメしない寝室のインテリア

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個性的なインテリアにしたい部屋でもあるけど

 

寝室はリビングとは違い、あまり人に見せることはしません。

だから思いっきり個性的なインテリアを楽しむというのは素敵だと思います。

 

とは言え、あまりおススメできないインテリアテイストがあるのも事実です。

当然ながら寝室の目的は寝ること。しかもなるべく良質な睡眠ですね。

良質な睡眠は、副交感神経が優位でリラックスできていることが大切です。

となると、興奮させる要素のインテリアは理に適っていないということになります。

 

リゾート地のホテルであれば、刺激的なインテリアもありかもしれません。

睡眠の質はダウンするかもしれませんが、非日常気分を思いっきり味わえそうですから。

 

ただ、これが日常の場となると話は別です。

気分を盛り上げるための代償が、睡眠不足やパフォーマンスが落ちることだとしたらリスクが高すぎますよね。

 

転ばぬ先の杖として、寝室におススメできないインテリアテイストについてご紹介します。

 

寝る場所だからこそダメージが大きい

寝室は寝る所だから、寝たらインテリアなんて関係ないでしょ?

かつての私はそう思っていました。

そう思っていたのに、刺激的なインテリアの寝室にいくとゾワゾワ落ち着かない感覚もありました。

そんな訳で個人的には刺激的なインテリアに惹かれることはなかったのですが、お客様が望めば刺激的なインテリアの提案もしていました。

でも今は刺激的なインテリアの影響が理解できているのでおススメしません。

 

せっかくのまどろみを妨げない

寝る直前のまどろみの時間は気持ち良いですよね。

この時の脳波はシータ波で、睡眠時のデルタ波に向かう途中の脳波でもあります。

心地良い入眠の為、シータ波→デルタ波の流れを止めたくない訳です。

 

このまどろみの時間に何かの拍子で、刺激的な視覚情報が入ると…

心配の種を思い出したり、過去の恐怖体験などが思い出されないとも限りません。

だから刺激は極力避けるにこしたことはありません。

 

潜在意識とつながりやすい状態でもあるので、普段は全く気にしていないことが、何かのキッカケで浮上しする可能性だってあり得るのです。

 

トラウマを思い出すということは稀有なことかもしれませんが、心配の種はお仕事の忙しい時では珍しくないでしょう。

 

そうです、寝室には念には念を入れる位の配慮を持ちたいものです。

性格にもよりますが、心配性の方は特にお気をつけ下さいね。

 

おススメできない要素は?

 

繰り返しになりますが、快眠にはリラックスして副交感神経を優位にすることが大切です。

ということはリラックスできる要素は取り入れ、刺激は遠ざけるのが一番です。

警戒したり、不安にさせる要素は極力避けましょう。

それは視覚的な要素だけでなく、五感を通してです。

 

カラーセラピー的な観点から

私はカラーセラピストでもありながら、〇〇の色は〇〇だからやめた方が良い、と言い切ることはあまりしません。

というのは、色彩心理の色の反応は人によって違うからです。

緑を見ると自然を感じてリラックスする人は多いと思いますが、緑の空間で極限的な恐怖体験をした人にとっては、緑が恐怖の色と感じる場合もあるからです。

つまり一般的に知られている色彩心理よりも、個人個人の体験に基づく記憶からの反応の方が大切だと思っています。

固有のイメージの方が強く出るからですね。

 

だから一般的には適さないことでも、本人が気にならないのであれば、特に気にしなくて良いと思っています。

 

ただ、赤を大きい面積で使うことは、あまりおススメできません。

というのは、赤は体にも影響があるからです。

これは目をつむっていても皮膚で感じ取るレベルの影響です。

赤は血液の流れを活発にし、交感神経を優位にする色です。

もうおわかりですね!

睡眠の為には、副交感神経を優位にしたいのに、睡眠の妨げになってしまうのです。

 

また黒もあまりおススメしません。

というのは黒は鎧のようでもあり、敵から身を守りたい時に選びたくなる色でもあります。

つまり何らかの緊張感やストレスが伴う時に選びやすい色とも言えます。

 

環境や身に付けたものに意識が引っ張られることもあるので、リラックス感とは程遠い色である黒は避けた方が良いでしょう。

黒のシックに憧れる場合は、ダークブラウンやネイビーにしてみる。

または黒の分量を少量に抑え、黒をアクセントカラーとして使うと、オシャレで洗練されたイメージになりおススメです。

 

sinnsitu 2 - おススメしない寝室のインテリア

おススメしない素材

まどろみの時間に嫌な記憶や感覚を避けるためにも、避けたい素材もあります。

それはヒヤッとする冷たい感じ。

ゴツゴツしたり尖っていたり、見るからに危険そうだったり、痛そうな素材感も避けたいものです。

イメージしただけで、ゾクッとする方もいるかもしれません。

 

こういう時は、無意識に構えてしまい睡眠モードではなくなってしまいますから。

 

最後は感覚で判断しましょう

全ての人に当てはまることはほぼ無いです。

というのも、体質・性格・今までの経験が違うので、特定のモノゴトに対する反応は人それぞれだからです。

先に避けた方は良い色や素材を挙げてみましたが、あなた特有の避けた方が良い要素もきっとあるでしょう。

そんな時は、あなたの感覚に従ってみて下さい。

なんとなく落ち着かない。

なんか不安になる。

そんなリラックス感から遠ざける体や心の反応が起こったら、

あなたに合わない何かの要素が寝室にあるのかもしれません。

 

結局おススメなのはリラックスできるインテリア

寝室に適しているのは、何だかんだ言って、やっぱりリラックス感のあるインテリアなのです。

面白みに欠ける…そう感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな時はアクセント的な刺激は、少しに留めて下さいね。

少量の刺激的な要素はクールで、洗練された雰囲気にもなるので、インテリアが格上げされる可能性もありますから。

 

まとめ

寝室の目的は睡眠です。

睡眠の質の良し悪しで、翌日の体調が変わり、心の状態も、パフォーマンスも変わります。

その違いが毎日積み重なり、一生というスパンでみた時、どれだけの違いになるでしょう?

 

人生の可能性を広げて充実させたかったら、ぜひ睡眠の質にこだわってみて下さい。

 

もし、刺激的なインテリアも捨てがたい!

そんなジレンマがあったら、寝室以外の所で叶えてみませんか?

トイレやリビングの一角はおススメです。

 

寝室はあくまでも質の良い睡眠をサポートすることに徹し、その分、刺激的なインテリアは別の場所で満たす。

そうするとどちらも諦めることなく、心の満足感にも繋がるでしょう。

 

 

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