多目的な寝室の快眠インテリア

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多目的で利用する寝室

快眠の為には、寝る事だけを目的にした寝室が理想的と言えます。

そうすることで寝室に入ったら自動的に、心も体もオフモードになりやすいからです。

とは言え寝室で寝ること以外しない、というのは稀かもしれません。

私自身も寝室で寛ぐこともあれば、仕事をすることもあります。

つまりONもOFFも両方の使い方をしています。

今回はワンルームや個室など多目的で使用する寝室を快眠仕様にする為の方法をご紹介します。

 

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問題になること

寝室が多目的になった時に、一番問題になりやすりと思うのは、オンモードとオフモードが入り混じることでしょう。

睡眠はリラックス状態である副交感神経と関連しているので、オフモードにすることが良い睡眠の入り口とも言えます。

そんな時に交感神経を刺激する要素が混入していると、オフモードに入り切ることが出来ません。

このオンモードとオフモードの上手なすみ分けは、多目的寝室のカギです。

具体的にはレイアウトを含めたゾーン分けと光の使い方が大きな効果を発揮します。

 

ゾーン分け

ゾーン分けはレイアウトと言っても良いです。

レイアウトを単なる家具の配置と思うことなかれ。

実はレイアウトによって、行動の効率が変わり手間や時間にも大きな影響があります。

それにより当然、感情も影響を受けているのです。

ムダな行動を生じさせるレイアウトだとイライラしてくるように、気づかぬうちに色んな事に影響が出て来ます。そんな訳でレイアウトは暮らしの「影なるドン」だと思っています。

「最小限の手間で最も効果を得させてあげたい。それであなたがもっと幸せを感じられる環境に整えておいたよ」そんな「やさしきドン」だったら良いですよね。

これを自分自身の為に整えるのが、ゾーン分けとも言えるのです。

 

ゾーン分けのポイント

ゾーン分けのポンとはシャキッとさせるオンモードとリラックスさせるオフモードをごちゃまぜにしないことです。

これは家具などの配置だけでなく、視界に入る風景も含めて。

ポイントはオフモードを死守したいベッドとそれ以外の要素の関係にあります。

例えば、ベッドに入った途端に本棚の書類が目に入ったらどうでしょうか?

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私はもともと心配性なので、寝床から仕事をイメージする対象が目に入ると「〇〇し忘れていないかな?」などと、わざわざ余計な心配事を思い出す可能性があります。

また私の場合はベッドサイドの真横に勉強机があるのも苦手です。

特に資格の試験勉強に追われている時には、睡眠時間を削ってハードな期間を過ごしていたので、気配が横にあるだけで気になっていた思い出があるので。

 

この感じ方は個人差がとても大きいです。

特に気にならないのであれば効率の良いレイアウトでも良いですが、私のように気になることが多い方は、自分だったら気になるか?という視点でイメージしながら配置を決めていきましょう。

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またスペース的な問題でそうせざるを得ない時もあるかと思います。

そういう時は机の上をキレイにしておき、要らぬ想像が膨らまないようにしておきましょう。

もしくは、布で覆ってしまうのも良いかもしれません。

 

オフモードの聖地であるベッドからは、心配の種になりそうな要素はなるべく排除したり、気にならない対処をしてみましょう。

 

光を味方にする

睡眠には光が大きく影響する。一度は耳にした事があると思います。

最近ではブルーライトが眠りを妨げるから、寝る1時間前にはPCやスマートフォンの使用を控えるようにと言われますね。

また朝起きたら太陽の光を浴びることも推奨されていますよね。

太古の昔から人間は太陽が昇ると目覚め、太陽が沈むと休むというサイクルが染み込んでいて、本来のサイクルに近づけることで睡眠の質が上がるということがあるからです。

このサイクルをサーカディアンリズムと言います。

 

近年、不眠に関する悩みが多いのは、このリズムの乱れも大きな要因です。

文明が進化し夜でも昼間と同じような明るさの中、アクティブに過ごすことが出来るようになり、体にしてみたら「あれっ、暗くなったはずだよね!?」とパニックを起こしているのかもしれません。

 

明かりのない夜の暮らしは考えられませんが、睡眠に問題が出ているようならば、私たち人間のDNAに染み込んだ、太古の昔からのリズムを意識してみることが大切です。

 

効果的な光

睡眠の為、もっと言えば健やかな毎日の為に必要なのは、サーカディアンリズムに近づけるということです。

日の出はオレンジ色っぽい光、時間が経つにつれて白い光になります。

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また晴天の日では更に青みが増し、青白い光となります。

昼過ぎから日没に向かって少しずつ赤みが増し夕焼け空のようなオレンジの色の光に変化していく。

 

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このサイクル通り、日中は白い光で活動的に過ごし、夕方からはリラックスモードでオレンジの光としていく。

これが理に適っているのです。

ということは必然的に光の調整ができることがポイントになります。

 

コスパ重視の照明器具

日本で一番ポピュラーなのは天井にピッタリ張り付いた形状のシーリングライトです。

家電量販店でも良く見かけますね。

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一見同じように見えるシーリングライトは調色調光できるタイプを選んで下さい。

調色とは色を変える、調光は明るさを変える機能で、リモコン1つで簡単に色も明るさも変えられます。

色は変えられない調光のみのタイプも出回っていますが、器具代も大きな違いがないので、ぜひ調色調光タイプを選んで下さい。

というのは、色も明るさも変えられるからこそ、サーカディアンリズムに近づけることができるので。

 

朝は目覚めたら白っぽく明るい光にして、覚醒を促します。

夜はオレンジ色の暗めの照明にして、自然な眠気を促します。

寝る1時間前くらいからオレンジ色の暗めの光にしておくことで、よりスムーズに入眠できると言われています。

更に、寝室で作業や仕事をする際は、日中の光に近い白い光がはかどります。

その時々の目的に合わせて、リーズナブルに色も明るさも調整できるのが、調色調光シーリングライトの一番の魅力です。

 

ちなみに、このシーリングライトはLED電球を使っているからこそ実現できています。

蛍光灯タイプのシーリングライトをお使いの方は、これを機に買い替えをおススメします。

蛍光灯は使っているうちに暗くなり、電気代もLEDより高額になります。

 

シーリングライトを買う時のポイントは調色調光タイプ選ぶことと、お部屋の大きさに合ったものを選ぶことです。

器具には「〇畳用」を表示されていますので、選ぶのも簡単です。

また照明器具のデザインについては、予算に余裕があればお部屋のインテリアにマッチしたものを。

コストを抑えたい時には、飾りのないシンプルなタイプで大丈夫です。

 

今あるものにひと工夫のライティング

今使っているものをまだ使いたいけれど、調色調光機能がない…。

そんな場合もあるでしょう。

こういう時におススメなのはスタンドを使うことです。

このスタンドはオフモード(リラックス)を演出する為のものです。

なのでオレンジ色の光(電球色と言われています)のタイプを選びます。

予算が許せば調色をできるタイプを選ぶと、更に使い勝手が広がります。

また首が触れるもの(照明部分の角度が変えられるもの)がおススメです。

デスクランプのように直下に光を当てるあげでなく、壁にスタンドを向けると間接照明的に柔らかい光が広がります。

 

まとめ

いかがでしたか?

ゾーニングも照明に関しても、大きなコストをかけずにできることは沢山あります。

要はオンモードとオフモードをなるべく混在させないことが大切です。

多目的な寝室の場合はリラックスするだけでなく、作業性の確保も必要になる場合もあります。

器具やレイアウトだけでなく、気持ちのオンとオフの切り替えも併せて意識してみて下さい。

 

 

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