リラックスを誘うインテリア

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ストレスフル時代

あなたはストレスと上手にお付き合いが出来ていますか?

変化が大きい時代はいつでも気が抜けず、気づかないうちにストレスフル状態に…。

そのまま放置しておくのは、とっても危険です。

 

最近眠れていない

なんとなく不調 

こんな風に体に出たり

 

楽しい事がめっきり減る

未来に希望が持てず無気力になる

メンタルに出てくることもあります。

 

ひと昔前の常識は今や非常識。

運動中に水は飲むな!というのは今では絶対NGのように、根性で頑張る時代も過去のもの。

これからは自分をいたわって、十分エネルギーをチャージして、本当に望むことに進んでいく時代です。

 

ストレスフルな時代だからこそ、自然とリラックスできるお部屋とルーティンがあったら良いと思いませんか?

 

今回はリラックスできるお部屋とリラックスする為の習慣についてお届します。

リラックスすることに無頓着だった私の悲劇

私は20代後半にパニック障害になりました。

幾つものストレスが重なり、資格試験の勉強中に突然、息ができなくなったのです。

頑張ることには慣れていたけれど、リラックスすることには無頓着。

ストレスがたまり続け、ガラスのコップの水があふれ出てたのがパニック障害だったのだと思います。

その時に私がいかに心身を酷使していたか、またリラックスは意識的に摂取する必要がある!と痛感したのです。

リラックスは栄養素と同じで、健康の維持には必須なのです!

良いリラックス

リラックスと言っても、効果的なリラックス方法があるのです。

脳科学者やお医者さんが口をそろえて言っているのは、体だけでなく脳を休めることの大切さ。

脳のリラックス状態とは副交感神経が優位な状態で、脳が休めない状態が続くと精神の安定に関わるセロトニンが減少し鬱状態や、血圧上昇など体にも影響が出てしまうそうなのです。

現代は戦闘モードとも言える交感神経が優位になりやすく、副交感神経の働きが落ちている人が多いそうです。

そうなると、休息モードのはずなのに交感神経が働き続け、休んでいるのに疲れが取れない…。

 

またリラックスする為に、1日中ゴロゴロしていれば良いかと言えば、それはNG。

かえって疲労感が出てしまします。

良いリラックス状態を創るには、緊張と緩和のメリハリが大切なのです。

良質なリラックスのあるライフスタイル

良いリラックスには緊張も必要なので、まずは今のライフスタイルについて振り返ってみましょう。

もし緊張状態が少ないならばリラックスだけを意識せず外に出るなど、緊張状態を創り出す工夫も取り入れてみましょう。

(こちらは別途、取り上げますね)

 

緊張状態が続く方は、帰宅したらとにかくリラックスを意識してみて下さい。

オンとオフはセット

もしお仕事や人付き合いで緊張続きだとしたら、家の中はリラックスできる状態にしておきたいですね。

帰宅しても緊張が続くとしたら、あなたの心と体はどこで休まるのでしょう?

機械だって休まず動かし続けると故障するし、

衣服だって毎日着続けると生地が傷む。

人間なら、なおさら休む必要がありますよね。

緊張状態にある人ほど、リラックスをお忘れなく。

オンとオフはセットと覚えておいて下さいね。

リラックス環境を創り出す 

リラックスしたいと思ったら、インテリアだけに頼らない。

これはとっても大切な事なのですよ。

私はインテリアの専門家ですけれど、インテリア(住環境)だけでは限界がある。

そんな風に思っています。

住環境と併せて暮らし方(習慣)・メンタルの3つの要素が揃うと、とってもパワフルです!

という事で、インテリアの他に、暮らし方(習慣)についても後ほど触れますね。

メンタルについてはまた別の機会に。

 

リラックスする素材

リラックスできる素材と言って一番に思い浮かぶのは、木材でしょう。

単なる私の主観ではいけないので色々調べてみたら、木材のリラックスに関するデータもありました。

見た目・香り・触った感じともに、血圧・心拍数が穏やかになり、木材の割合が増える程、リラックス効果が高いという実験結果が出ていました。

 

とは言え木材の種類は多くて、選ぶのに一苦労だと思います。

リラックスを目的とした木のインテリアで、選ぶ目安をリストアップしてみますね。

 

・穏やかな色や木目の木を選ぶ(個性的でワイルドな木目を多用するとリラックス感よりもアクティブな雰囲気のインテリアになります。個性的な木目をアクセントとして使うのは素敵ですよ)

 

・手触りや香りも楽しみたい時は、本物の木を使ったモノを選ぶ

(最近は木目を印刷したシートを貼るタイプが増えています。見た目だけならば、本物と遜色ないタイプもあります)

 

・色の濃い木を大部分に使いたい時は重厚感のある雰囲気になります。

その雰囲気が心地良いと感じるか、重いと感じるかは個人差が大きいです。

慎重に検討してみて下さいね。

 

・木にはそれぞれ特徴があります。高額な木の家具などを購入する際は、木の特徴も確認しておきましょう。

(柔らかくて傷つきやすい・固くて重いetc)

 

また見た目やさわり心地がクールな金属素材は、緊張感を増長することもあります。

加工や色で温かみがあるものは、あまり気にしなくて大丈夫です。

リラックスする色

カラーセラピーや色彩心理という言葉がある通り、色はメンタルにも影響しています。

赤・オレンジなどの暖色は交感神経を刺激する色なので、リラックスを目的にするならば、暖色の多用は避けると良いです。

真っ赤な部屋を想像した時に、「うわ~落ち着くな」とはならないのは、単なる気分の問題でなく、体に影響があるんですね。

 

リラックスという点では寒色と言われますが、私は寒色の多用も避けるのが良いと思っています。

というのはメンタルが落ちた時、落ち込み過ぎる要因にもなるからです。

 

なのでおススメは、オフホワイトから木の中間的な明るさであるブラウンをベースに、好きな色を組み合わせると良いと思います。

 

もしビビッドな赤など刺激的な色をアクセントにするならば、ぜひ観葉植物も飾ってみて下さい。

お手入れが心配という方は、フェイクでも良いですし、または植物に限らず小物でも良いです。

 

赤と緑は反対色なので、色の組み合わせもバッチリです!

緑はアイレストグリーンとも言われ、目の疲れを癒す効果もあるので一石二鳥です。

この場合も植物でなくとも効果が期待できるので、心と体のケアの為にも緑をぜひ取り入れてみて下さいね。

緑にも色んな緑がありますし、素材や形によっても色々選べます。

お花を飾ることで緑を摂取する。またはお野菜を食べて緑を補給する。

そんな方法もありますよ。

リラックスする習慣

インテリアと一緒にリラックスするご自分なりの習慣があったら鬼に金棒です!

自律神経の名医 順天堂大学教授の小林先生によると動作をゆっくりすることも有効とおっしゃっていました。

 

そこで毎日決まってすることに一工夫をし、加え、副交感優位なライフスタイルをシミュレーションしてみます。

 

・ティータイムを取る 

・食事はゆっくり頂く

・湯舟につかる 

・暗めの照明で過ごす

・お気に入りの音楽を聴く

 

夕飯の時間が遅いならば、照明は少し暗くしましょう。

(可能であればオレンジ色の暗めの光が良いですよ)

夕飯後は気分を完全にオフモードにして、照明をまた暗くします。

お気に入りのリラックスできる音楽を聴きながら、お気に入りの飲み物を頂くティータイムを取ります。

消化は副交感神経に関わるので、食後にリラックスする時間にするのは理に適っていると思います。

ハーブティーだとカフェインレス&アロマ効果もあり、よりリラックスできますよ。

 

入浴タイムはぜひ湯舟につかりましょう。

暖かいものや手触りの良いモノに癒された経験はないですか?

また精神的なメリットだけでなく、血流をよくしたり、リンパの流れをスムーズにして疲労回復にも効果があるのです。

私はお風呂は薄暗い環境で入りたいので、調光機能を付けています。

キャンドルで代用できますが、その場合は時々換気をして下さいね。

 

お風呂から上がったら、照明は薄暗く。

明るい照明を避けることで入眠がよくなります

まとめ

ストレスフルな時代は、意識的にリラックスする状況を創りだすことが大切です。

そうでもしないと、忙しさにかまけて心や体の状態が二の次になり、気づいた時には色んな症状が出ていた…。

なんてことになり兼ねません。

特に日本人は我慢や頑張ることが美徳とされ、リラックスすることに罪悪感がある…そういう方も少なからずいらっしゃるでしょう。

でも、人生は今や100年時代です。

副交感神経は年齢を重ねることでも働きにくくなるので、100年時代を生き抜くにはリラックス力も身に着けたいですね。

 

またリラックスは在り方とも大きく関わります。

体を休めているから良いでしょ!とばかりに心配事を横に放置しておいた所で結局はリラックスとは程遠くなってしまします。

どんな意識で、何の為のリラックスなのか?

そんなことも考えてみると、あなたのリラックスはもっと上質に、また人生をより良くする大きな支えになります。

 

副交感神経が優位の上質なリラックス感が日常に溶け込むように、環境づくりと併せて、暮らし方も見直してみましょう。

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