好きなインテリアは理想を叶えるヒントが潜んでいる
インテリアは色んな情報を含んでいます。
インテリアはあなたの気づいていない心理的・また状況が見える形となって表れています。
いわば視覚化された情報とも言えるのです。
好きなインテリアや好きな場所をお聞きすると、なんとなく、その方の個性を感じます。
インテリアに限りませんが、好きなモノにはその方の無意識や傾向が出ます。
その無意識を紐解くと、理想の未来や理想の自分に近づく為のヒント・キッカケを知ることが出来ますよ。

インテリアに無意識が表れると感じる理由
幼少から分析癖がある私は、何かの現象に対してその原因を探る癖がついています。
インテリアに関して言えば、なぜその方はそのインテリアを好むのか?ということ。
この分析癖が、インテリアコーディネーター時代にとても役立ったのです。
短時間でお客様の好み・ニーズ・その奥に隠されている真の望み、こういう事が浮彫になってくるのです。
まだ粗削り状態なので質問を重ね、くっきり、はっきりさせていく訳ですけど。
そんな訳で、インテリアには何かしらの無意識が表れるということを確信しているのです。
型がある良さ&リスク
好みのインテリアを聞くとその方の価値観や生き方が見えて来ます。
と言っても最初の私の得た印象と、実際に質問を重ねて分かってきてからとでは、全くその見解が異なることがあります。
だから決めつけ厳禁なのです。
〇〇が好きな人は●●な人。
△△が苦手な人は▲▲な人。
誰しも決めつけられるのは好きでないでしょうし、型にピッタリ当てはまる方が珍しいです。
時と場合によってアレも当てはまれば、コレも当てはまる。
そんなストライクゾーンが広い方もいるでしょう。
私もそんなコンビネーションタイプ。
私自身、気分次第で感じ方が変わるので、実は自分を型にはめるのは難しいと感じています。
(型にはめにくいという型? 笑)
決めつけ厳禁
型に当てはめる事にこだわり過ぎるのは、とても危険だと思っています。
何事も決めつけると大切なことを見落としたり、必要なサインにも気づけません。
とは言え型があると、ある程度の判別がしやすくなる利点があります。
だから「型」は自分を知る糸口として便利なツールなんですね。
だから「何となくそうかな?」という薄っすら感じることができたらOKです。
それを基に観察したり自分を見つめることで、ご自分の本質なことや傾向を知ることが出来るのです。
型のおススメの使い方
まず知って頂きたいのは、「型にピッタリ当てはまった!」という状況はそうそう無い。
これを知っているとモノゴトがスムーズに行きますよ。
100%確信できるという事は日常生活でも稀なことですから、好奇心を持ってやってみましょう。
ここで言う「型」とは「〇〇の人は●●」という傾向を分類した、幾つかのパターンです。
質問の答えがキッパリ何かの型に当てはまりそうにない時は「あえて言えばコレ」でも良いし、「これだけは無いな…」でも良いし、どれに当てはまるか?だけでなくその強弱や、それが表れる場面もあなたを知るヒントになります。
好みのインテリアから見えてくること
好みのインテリアには無意識に次のようなことが表れていると感じます。
・馴染んでいてホッとする(親和性)
・憧れ
・あなたに良い刺激
・印象深い思い出
もしそれらがわかったら、マイブーム的な一時的なことなのか、それとも昔から変わっていないことなのか?
これも感じてみましょう。
この視点が抜けてしまうと、ご自分の本質がズレてしまう可能性がありますから。
現状のインテリアから見えてくること
もしあなたの好きなインテリアと現状が近ければ、あなたはご自分の状態に結構満足されているのではないでしょうか?
もしギャップが大きいとすれば、迷いの中なのかもしれません。
また部屋の状態を見るとその方の精神状態がわかると言いますね。
私は賛成でもありますが、そうとも限らないとも思っています。
確かに散らかった部屋は、混乱状態が表面化されていることもあります。
もしくは時間が足りてない。
または無気力になっている。
このどれかだとしたら、健全とは言えないですよね。
この場合はインテリアというよりは、まずは住環境を整えることが大切です。
その方の性格に合わせた負担のかからない収納方法などですね。
そうすることで心の状態も整いやすくなります。
でもそうとは言えないケースもあります。
研究者の方の仕事場は一見、資料が散乱しているように見えますね。
これは私の勝手な想像ですが、資料がマインドマップ的に置かれた結果かもしれません。
多岐に渡る沢山の関連資料が見たい時にすぐに見れるように。
しかも記されているページにすぐアクセスできるようにしておきたい。
その希望を叶える最適化された方法なのかもしれません。
実は私も、色んなカテゴリーの資料を複数見比べたりする時は、一時的にそうなります。
とっても効率が良いので。
その都度片づけていてはスピードも落ちるし、その前に作業が面倒になってしまうのです。
(これは私の場合ですけどね)
だからこの状況の時は、私は効率重視となります。
要は目的が果たせる事が一番です。
人によって、または状況によって、スッキリと片付いた状態よりも、効率性が大切にしたい場合もあるという事を頭の片隅に入れておいて下さいね。
好みのインテリアを自分を知るヒントにする
インテリアは得たい感情を得る手段。
これは私の持論であり、インテリアができる大きな役割の1つだと実感しています。
というのは、幼少時代の私は不安・超ネガティブ思考で、いつも暗い気持ちで過ごしていました。
その重く暗い気持ちを消したくて、色んな試行錯誤を重ねた中で効果の大きかったことがインテリアであり色。
その時からインテリアは自分をご機嫌にしてくれる強力な手段だと知ったのです
(後にマインドもとても大切だと気づく訳ですが)
ご機嫌にしてくれる要素が安心感かもしれないし、ワクワクさせてくれることかもしれない。
または誰かとステキな時間を過ごせる雰囲気、または自分て凄い!と思わせてくれることかもしれません。
いずれにしろ、何かしらのあなたの希望が隠されています。
あなたの場合は?
雑誌の中でも、お気に入りの場所でも、今までで印象に残っている場所でもどこでも良いです。
「ここ好きだな!」と思う場所を思い出してみましょうか?
その写真を見た時、あるいは居た時、あなたはどんな感情になりましたか?
その時の感情は今でもあなたに喜びをくれますか?
幸せのもと 6つのニーズ
自分の幸せを感じる状況や傾向を知る1つの指針として、6つのニーズというものがあります。
これは世界的に有名なコーチ、アンソニーロビンズが提唱している、行動するもととなる欲求を分類したものです。
ザックリ説明すると次のようになります。
・確実感のニーズ 安心・安全でいたい
・不確実感(自由)のニーズ ワクワクしたい
・自己重要感のニーズ 自分を価値ある人と感じたい
・愛・つながりのニーズ 人と繋がっていたい
・成長のニーズ 自分を高めたい
・成長・進化のニーズ 誰かの役に立ちたい
どうですか?
先の質問で感じた感情は、上のどれに近いでしょうか?
複数あっても大丈夫ですよ。
これはあなたの大切にしていることや、行動や判断のベースになる可能性が高いのです。
自分のニーズを満たしていく
さて、あなたの傾向が少しずつ見えて来ましたでしょうか?
今の時点で、あなたの好きなインテリアを振り返ってみたら、あなたのニーズがどこかに反映されていると思います。
安心感を求めるならばナチュラルなインテリアを好みそうですし、ワクワクだとしたらダイナミックな色遣いやユニークな形状のものがあなたのニーズに応えてくれるかもしれません。
誰かと繋がっていたいという欲求があれば、いつでも誰かの存在を感じられるように圧迫感のないオープンな空間に心地よさを感じるかもしれませんね。
ちょっと別の見方をしてみると…
立派な1人がけの椅子があったとして、そこに座ることで「自分は価値ある人」と感じる人もいます。
その一方で、その椅子に座ることで勉強意欲が湧いてくる、そんな方もいるでしょう。
つまり同じ椅子だとしても、別のニーズが根底にあるのはよくある事です。
そうやって自分を満たしていくと、誰かの役に立ちたいと思うのが人間。
人間はもともと誰かの役に立つことで大きな幸せを感じる生き物だそうです。
自分の心地良さが身近な家族への優しさに繋がり、それが広がって世の中の幸せになったら良いですよね。
まとめ
自分を知ることは大切です。
それは自分を満たしたり、自分を幸せにするキッカケもその一部だからです。
インテリアは自分を知る1つのキッカケにすることが出来ます。
それと同時に、自分のニーズを満たす要素を取り入れることで、自分を幸せにする手段にもなり得ます。
好きなインテリアと現状のインテリアが近いのに、満たされていない。
こういう方もいるかもしれませんね。
その場合は、無意識で思っていたことが本当の望みではない可能性もあります。
または点と点が繋がっていない事が原因かもしれません。
その場合は具体的な方法が見えてきたら点は繋がって来ますよ。
こんな風にインテリアをあなたを移す鏡のように利用してみて下さいね。
もっと詳しく知りたい方はこちらでお届しています。
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