インスピレーションが湧く空間の秘密

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インスピレーションは発想力

あなたはインスピレーションという言葉に、どんなイメージを持っていますか?

ごく一部の人が持つ、特別な才能のようなものだと思いますか?

かつての私はそう思っていました。

インスピレーションが湧く人ほど世の中に影響を与えたり、

人生の可能性を広げてやりたい事をどんどん

叶えているように見えましたから。

 

アーティストさんやクリエーターさんが、

時々「降りてくる」という表現をしますけれど、

この「降りてくる」がまさにインスピレーション。

hikari  - インスピレーションが湧く空間の秘密

学生時代での服飾学科での課題、

食品メーカーでのカラーとデザインに関わる仕事etc

クリエイティブな発想や内容に関わる場面が多いのに、

良いアイディアが浮かばない…

そんな悩みを抱えていた私が、ある時、

次のような事に気づきました。

 

私達を感動させてくれるアーティストさんは

軽々とインスピレーションが降りてくるのだろうか?と。

「産みの苦しみ」という言葉を度々耳にして、

簡単にインスピレーションがやって来た訳ではないと

安心したのを覚えています。

 

小さな発想がいくつも湧く中で、

ある時にキラリと光る「コレぞ!」と思える

スペシャルな発想が生まれる。

このスペシャルがインスピレーションで、

その素になっているのは、いくつもの小さな発想。

その気づきの後、大きなインスピレーションを狙うのではなく、

いかにアイディアが湧きやすい状況を創るか?

これに気を配るようになりました。

これが功を奏し、

色んなアイディアが湧いてくるようになっています。

もちろん、インスピレーションが湧く頻度もアップしました。

 

そうは言っても、インスピレーションが湧く頻度や時間は

コントロールできません。

でもアイディアが湧きやすい状況を創ることは、

自分でコントロールできますね。

自分がコントロールできることにフォーカスして、

結果的にインスピレーションを降らす。

そんな視点でのインテリアの整え方をご紹介します。

もしインスピレーションという言葉がピンと来なかったら、

発想力やアイディアという言葉に変えて読み進めてみて下さいね。

アイディアが湧く要素

何かアイディアを出そうと思う時ほど、

なかなか思いつかないという経験はないですか?

それよりも何にも関係ない時の方が、

「あっ!そうだ!!これ使えるじゃない!?」

なんて閃いたりするものです。

 

様々な本で紹介されている事と併せて、

私の経験からもアイディアが湧きやすい要素も

プラスして書いてみますね。

リラックス

アイディアや発想力を出す時に必要な要素として

「リラックス」というのは、多くの本でも語られています。

「アイディアよ、出て来い」とばかりに、

ひねり出そうとしている時はリラックスとは真逆。

まるで大物の獲物を狙うようなハンター的な

状態かもしれません。(かつての私です 笑)

どうりでアイディアが湧いて来ないわけです。

 

「浮かんでこないものは仕方ない」と開き直り別の事をしたり、

ボーとしている時こそ、アイディアが湧いて来たりするんですよね。

 

とは言え、最初から最後までリラックス状態で

アイディアが浮かぶと言えば、そうでもなく

真剣に考える時間を経てのリラックスがポイントだそうです。

 

 

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程よい緊張感

リラックスがアイディアを出すのに良いとわかっても、

リラックスの質が大切だと個人的には思っています。

目的と状況、また人によって、どのリラックス状態が

良いかの見極めはとても大切です。

 

度を越えたリラックスで伸びきったゴムのように

ダラ~ンとなるとリラックスではなく無気力かもしれません。

そうなるとアイディアを出す所の話ではなくなってしまいます。

また長時間リラックスが続くと段々刺激が欲しくなり、

リラックス状態にも飽きも来るでしょう。

 

そんな経験から私は、

リラックスと集中のバランスを大切にしています。

リラックスできるけれど程よい緊張感も感じられる、

ちょっと引き締まった要素もプラスしています。

開けているor閉じている

これは閉鎖的or開放的とも言い換えられます。

閉鎖的な場所は緊張感を持ちませんか?

例えば、窓のない狭くて薄暗い倉庫。

閉所恐怖症ではなくとも、閉鎖的な場所では

息苦しさを感じる方もいるでしょう。

こういう所ではリラックスは困難ですよね。

 

反対に開放的な場所だと、

あなたの体や心の状態はどうなりますか?

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晴れた海辺を想像してみましょうか?

空を見上げて手を伸ばしてみたりなんかして、きっと呼吸も深くゆっくり。

気持ちよさを存分に味わっていると思います。

 

薄暗い倉庫と晴れた日の海辺、多くの方は海辺にいる時にアイディアが湧くのではないかな?。

 

 

インスピレーションが湧く要素 

アイディアが湧く環境で一番私が気にしているのは、

私が目にする風景です。

つまり何が見えるか?

私の傾向としては解放感・余白・流れ・自然・自由…

そんな雰囲気を感じた時にアイディアが湧くことが多いです。

この雰囲気をインテリアで醸し出すのです。

 

リラックスを感じさせるのは色・素材・形などの要素があります。

個々の選び方のポイントもご紹介しますね。

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視界に入れたいもの

開けている・解放感という言葉を使いましたが、

まさに開けるイメージに繋がる状況が目に入ると

アイディアは出やすくなります。

 

眺望の良い場所ならば、

壁や床などのインテリアや家具に

気を配る必要もないかもしれません。

ただ窓に向かって、

素晴らしい風景を眺めていられる位置に

テーブルや椅子を置いてみる。

これだけでもアイディア力は変わってくるはずです。

 

反対に避けたい風景は閉塞感・

圧迫感・混乱を感じる対象。

閉塞感は息が詰まり呼吸が早くなりそうだし、

煩雑な状態が目に入ると気が散ったり、

混乱を招きます。

 

大きな窓から不快な景色が広がっている場合は、

カーテンで視界を閉ざすことも検討してみましょう。

レースカーテンなどで明るさだけを

取り入れると開放感も保たれますよ。

インテリアの要素 色

一般的にリラックスしやすい色は

ベージュ系やグリーン系です。

また木や石など、

自然界によく見られる色もおススメですが、

種類によって色味も明暗もかなり差があります。

 

反対に緊張感を与えるのはメタリック色・

蛍光色のような自然界ではあまりみかけない色です。

あなたがアイディアが湧いたシチュエーションでの

印象に残っている色をどこかに取り入れてみる、

これもおススメですよ!

印象が強ければ強いほど、

その光景がアンカリングのような

役割を果たしてくれるでしょう。

インテリアの要素 素材

素材も色と同様に、自然を感じられる素材は

リラックスに繋がります。

最も身近なのは木です。

 

木に限らず、

自然の素材そのもので創られたものもありますが、

現在は印刷技術の向上で、木目などの質感を

印刷したシートで仕上げられたタイプもあります。

 

シートタイプはメンテナンスがしやすいです。

水拭きできるものもありますし、

傷がつきにくいタイプもあります。

また自然素材よりも価格が抑えられます。

 

個人的にはカフェなどの自然素材のテーブルで

物を書いている時にアイディアが湧く事が多いです。

というのは、テーブルは無意識ながら、

いつも視界に入ってきますから。

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テーブルの質感や漂う雰囲気に紐づいたような

発想へと広がるのですね。

質素でレトロな雰囲気が漂うテーブルだと

ノスタルジックな気分になり、

懐かしさのエッセンスが入ったアイディアに。

 

また繊細なアンティークっぽいテーブルだと、

優美でトラディショナルな発想に。

 

私は無意識的に目に入るものに感情が影響を受け、

その感情の変化がアイディアの素になることもあります。

 

という事で、視覚的に敏感で木を好む方は

テーブルの質感にこだわることで、

よりリラックスして良いアイディアが

浮かびやすくなるかもしれませんね。

(あくまでも私の経験と感触からですけど)

 

それ以外の目に入るカーテンなどは、

まずはあなたのリラックス

できるものを選んでみて下さい。

 

布製品は耐久性の面から化学製品が多いので、

天然繊維にこだわる必要なないでしょう。

ただし、天然素材の手触りが大好き!という方は、

ぜひ天然素材にこだわってみましょう。

インテリアの要素 形

形は大きく分けると曲線的or直線的になります。

やさしい印象にしたければ曲線的で、

シャープな印象にしたければ直線的なものを

選ぶのがセオリーとも言えます。

 

曲線的なデザインは

リラックス感は得られやすいですし、

直線的な形はスピーディーさや合理的な印象で

シャキッリモードになります。

 

とは言え、形で一番大切にして欲しいのは、

目的を果たせる形(大きさ・つくり)であること。

極端な例で言えば、

オシャレなデザインに惹かれて本棚を買ったら、

本が全然収まらなかった。

こんなケースです。

 

目的である、持っている本を収めることが

頭から抜け落ちて、

見た目だけで本棚を選んだが為に、

目的は果たされずに本が散乱…。

これでは美観もリラックス感も損なわれ、

イライラが募るお部屋となってしまいます。

曲線的or直線的は目的が果たせる形状を満たした後の

プラスαの要素として取り入れましょう。

まとめ

色々と述べて来ましたが、一番大切だと思うのは、

自分のパターンを知っておく事でしょう。

ズバリ、自分はどんな状況で

アイディアが湧きやすいか?

 

私の場合は、視覚的情報

(インテリア・風景etc目にするほとんどのもの)が

発想を生み出す源泉で目にした情景により、

それから感情が変わって発想が生まれる。

このパターンでアイディアが湧くまでの時間と

頻度がアップし、結果的に

インスピレーションの頻度も増えました。

 

偶然にアイディアが湧く頻度がアップした訳ではなく、

自分のパターンを知って、それをインテリアに再現した結果、

アイディアを頻発させて

インスピレーションが湧きやすい状況を

狙えった、つまり戦略的に整えたからです。

日々の生活の中で、

何かアイディアが湧いた瞬間があったら、

アイディアが湧いた要因を

ぜひ振り返ってみて下さい。

 

要因の中に視覚が含まれていたとしたら、

インテリアがお役に立てるかもしれません。

ぜひ、その要因を気軽にインテリアとして

取り入れてみて下さい。

これを重ねていくと、

あなたのパターンが必ず見えて来ますよ。

 

決して力まず、楽しむ気持ちで。

このスタンスでいるとクリエイティビティが育ち、

アイディア&インスピレーションの頻度も増し、

人生の可能性が広がっていくことでしょう。

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